技術者更新講習の実施

特殊高所技術者は資格の更新講習を受講しなければなりません。会員規則第12条 特殊高所技術者資格 6項

講習内容としては、人命救助を中心としたレスキュー技術訓練。

特殊高所技術では、ロープの登高と下降に使う常用基本装備に加え、必要最小限のレスキュー機材を通常装備として連携するよう指導しています。
これはロープにぶら下がった状態の要救助者が出た場合等、その場にいる人材だけで迅速な一次救助をしなくてはならないからです。

レスキュー3S

要救助者の状態やその場所の環境に合わた適切な救助方法を選択する能力が求められます。

  • Safety:レスキューを計画・実行するうえでもっとも大事なことは、第1に安全であること。
  • Speed:安全性を確保したうえで、ねるべく早く助けられる方法を選択。
  • Simple:安全性と迅速性を確保したうえで、なるべく簡単な救助方法を選択。
レスキュー方法
  • 要救助者のシステムは下降なのか、登高なのか。
  • 自分以外の人や物等、その場の状況はどうであるか。
  • 要救助者を引き上げるべきか、下方へ降ろすべきか。

限られた機材、限られた環境下で速やかに一次救助を行うためには、年に一度の更新講習の履修は欠かす事が出来ないものです。

オンロープレスキュー訓練
オンロープレスキュー訓練
オンロープレスキュー訓練
講習会実施内容
講習会内容

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